2010年6月30日水曜日

USTERAMでライブを是非

6/26のライブをUSTREAMで配信しました。
池上君が当日は生ストリーミングしてくれたのですが、機材のトラブルなどもあり、
画像が少しカチカチとぎこちないものでしたので、撮影をしたものを再放送しました。

録画もしてありますので、何度でもご覧いただけます。
最初の方が少し欠けてしまっていますが、ほぼ全編観れますので、是非!!

こちらになります。
http://www.freefunkmusic.com/ja/video.html

2010年6月29日火曜日

7/3はiFunk All Starsライブだ!伝説を見逃すな!

今週の土曜、7/3はワタクシFREEFUNK艦長が参加する謎の集団、iFunk All Starsのライブがあります!
謎の、って言う割には単純なのですが、
メンバーは
サイモンガー&ファンクの頭脳であり、現在はアーバンギャルズやサイモンガー・モバイルで活躍されるサイモンガーさん
Dayton Projectの頭脳であり、音楽ディレクターのAkiHeeさん
そしてFREEFUNKの頭脳(自称)、ワタクシ艦長

という事で夢のドリームマッチ、頭脳集団なのです。
ちなみにこの組み合わせは2008年に渋谷屋根裏で開催した「ロジャー・トリビュート」の出演バンドでもあります。
どうです、すごいでしょ!?
え?何をやるんだと。

そうなんです。
我々3人、なんせ頭脳集団はいいんですが、iPhone/iPadより重たいものを持った事がないんです。
ギターはかろうじて持ってますが、あれはストラップでぶら下げてるだけですからね。
3人でドリームマッチをやるには、何が相応しいかかんがえた。

そしてその時!
「iPhoneでライブやろうぜ!」

という事で、iFunk All Starsではギターもシンセも持っていきません。
持っていくのはポケットにiPhone、iPod touchのみ。iPadですらちょっと重たいと思うぐらい、つか持ってないし(笑)。

野球のオールスター
サッカーのワールドカップ
大相撲名古屋場所
これらが霞んでしまうのではないかと危惧するぐらいドリームなバンドですので、是非チェックを!

そうそう、実はチケットは既にソールドアウト。
さすが大物、告知開始前にすでにソールドアウト(笑)。
伝説を一歩一歩刻んでます。
という事でライブ会場の外ではX Japanの解散コンサートよろしく泣きながら合唱をするファンも出て来そうですが、
さすが2010年。技術の進化の恩恵を皆さん受けて下さい。
Ustreamで生配信される予定です。(URL判り次第追記します)

伝説を見逃すな!チェキラッ!
詳細はFREEFUNK websiteよりどうぞ。
http://www.freefunkmusic.com/ja/live.html

※写真は先日のリハ中のサイモンガーさん。
しばらく考え込んだ後、厳しくメンバーに指示を送る。
「オレたち生まれもっての伝説バンドなんだからさー、ヘイ、もっと神々しくいこうよ、艦長、アキヒ。」
伝説への道は厳しい。

06/26/2010 フリーファンク・シャトル打ち上げ完了!

6/26(土)の新宿Golden Eggでのフリーファンク・シャトル発射、無事打ち上がりました。
空よりも高く、高く。

先日亡くなったP.Funkのゲイリー・シャイダーに捧げるべくたっぷりと演奏しました。夜空を飛んでいくゲイリーに届いたかな?
ご搭乗いただいた皆様、ありがとうございました。
共に打ち上がっていただいた共演のRusty Knackle Headsの皆さん、Ebony-B & The Grashoppersの皆さん、
ありがとうございました。
Golden Eggのスタッフの皆さん、ありがとうございました。
感謝、感謝。

新曲もいい感じにこなれてきたし、次回はようやく8人全員揃いますので、是非遊びにきてくださいね。
7/25、同じく新宿歌舞伎町、Golden Eggより発射!です。
お待ちしています。

さて、以下ゲイリーへの想いは書ききれないけど、ライブのMCで読み上げた、
ゲイリー終世のメッセージをもう一度ここに記しておきます。
(訳はMrs. Blackbyrd Mcknightのを元に僕なりにしてみたものです。Mrs,使わせて頂きました。)

家族、友人、そしてファンのみんなへ。俺のファンキーな旅は終わりにやってきた。なんてローラーコースターな人生だったんだ!
泣かないで。世界中にグルーブを広げるんだ、そうすれば俺達は生き続けることができるからな。
みんなのことを愛してるよ。夜空の星を見たら俺を思い出してくれ。
Starchild




06/26/2010
FREEFUNK setslit

01. Once You Get Started*
02. Freefunk Shuttle
03. Night Flight
04. Attention Please
05. Hard To Handle**
06. The Spirit (inst.)***
07. I Can't Stand The Rain****
08. Cosmic Slop (interlude)*****
09. Standing On The Verge Of Getting It On*****
10. One Plus One Is One Medley
〜P.Funk Jam
〜Night Of The Thhumpasorus People

* Rufus featuring Chaka Khanのカバー
**Otis Reddingのカバー
***Curtis Fullerのカバー
****Ann Peeblesのカバー
*****Funkadelicのカバー

FREEFUNK crew:
Toshi "FREEFUNK艦長 ” Sakuratani (vocal & guitar)
Mei-Me Watari (vocal & tombourine)
Sammy (keyboard & vocal)
Yusa (bass)
Uratch (drums)
Taylor (tenor sax)
Shibaken (alto sax)

2010年6月26日土曜日

ズクナシ&ほまれ ライブ@国立地球屋!

昨日の夜は、国立の地球屋にてズクナシ、ほまれのライブを観て来ました。
楽しかった!

ズクナシは知人から名前を教えてもらい、YouTubeやホームページでライブ、音源を聴いてノックアウト!女性4人の熱いソウルみなぎるグループで、是非ライブを観たい!と思っていたのでした。Twitterなんかではボーカルの衣美さんとやりとりさせてもらっていて、既に交流ができてたのですが、実際のライブを観るのは初めて。

衣美さんのボーカルは圧倒的なパワーがある。
うーむ、女性は強いな(笑)。
バンドも素晴らしいグルーブで、60年代70年代のソウルやファンクのグルーブ感をベースに、独自の世界観を作っていて、素晴らしいバンドだなと思いました。
CDもゲット!楽しみです。FREEFUNKのCDと物々交換もしてもらいました(笑)。



ほまれは、ハーモニカのHiroking、元犬式のメンバーの方で組まれた3人組のバンド。
Hirokingのハーモニカ&歌に、ベースとドラム、ゲストにサックスという感じで最小限の楽器で最大限のグルーブを作ってました。カッコイイ!
Hirokingが以前にやっていたターコイズも好きだったけど、ぶっちゃけ「ほまれ」がNO.1だったよ!
「テキーラ」を演奏してHIrokingがテキーラを飲み干す、というのは彼ら流儀のエンタテインメントなのかな(笑)。あんなに飲んだら死ぬぞ(笑)。
「Cissy Strut」(一緒によく演奏したね)、「Lowrider」などのファンクの名曲もかましてくれて、これは是非仲間のファンカティアーたちにも是非観てもらいたい!



2組の前にも、女性ボーカルのArisaさんのバンドも出演したのだけど、なんと横浜のThumbs Upのオーナーの娘さんだそう。まだ21歳というのに、貫禄のロックンロールでした。

という事でFREEFUNKのライブ前にいいもの見せてもらいました!皆ありがとう!
ほまれ、ズクナシ、そしてFREEFUNKでライブやりましょう、是非!
んで、立川の居酒屋「ズクナシ」さんに皆でのみに行きましょう!
衣美さんはなんと小金井在住ということで、ご近所さん。遊びましょうね!

さあ、そんな訳で今夜はFREEFUNKシャトルの発射!@新宿Golden Egg.
いいもの見せてもらったから負けじと上がっていこう!!
Let's Take A Ride Freefunk Shuttle! On The One!

新宿Golden Eggはコチラ

2010年6月22日火曜日

バンドリハ

日曜はバンドリハ。
ライブ欠席のエスパーをのぞく7人で音だししました。

今回はもりだくさんの選曲。
新曲もあるし、久々のカバー曲もあるし、
先日亡くなったゲイリーシャイダーに捧げるPファンクカバーコーナーもある。

なかなか忙しいリハでした!



真剣な顔でプレイするホーンの二人。
ブブゼラ吹いてほしいな。

2010年6月17日木曜日

R.I.P. Gary Shider!!

Pファンクの主要メンバーであり、ある意味Pファンクの象徴の一つとも言える「オムツ姿」が印象深かったゲイリー・シャイダーが亡くなってしまった。
数ヶ月前に脳の癌、そして肺に移転しているという話を聞いていたので、正直厳しい状況だろうとファンとして覚悟してはいたが、やはり訃報を聞くと何とも言えない喪失感、悲しさがこみ上げて来る。まだ56歳、逝くには早すぎる・・・。

ゲイリーの歌う「Cosmic Slop」はもう聴けないのか。

バップ・ガンを片手に宙を舞うあの勇姿はもう見れないのか。



昨年の東京ジャズのライブに来てくれたのが最後の来日となってしまった。
その前の2002年のフジロックには来なかったので、久々の来日だった。
僕がよく憶えているのは、99年だったか、ブーツィーの来日ライブにシークレットゲストとして来たときのゲイリーだ。
大好きな「Funkentelechy」を演奏してくれたのが本当に嬉しかった。

精一杯の冥福をお祈りしたいと思います。
ありがとう、ゲイリー!

※6/26(土)に新宿Golden EggでFREEFUNKライブがありますが、急遽このライブでゲイリーへの追悼として彼にまつわる曲を演奏したいと思います。
ゲイリーやPファンクに同じ想いを寄せる皆さん、是非一緒に彼に捧げましょう。

2010年6月15日火曜日

ビデオカメラ、ゲット!

先週の土曜、SONYのハンディカム(ビデオカメラ)を購入した。



近所の家電量販店で、型落ちモデルが店頭在庫限りで、発売時の価格から半値以下になっており、即決で購入(笑)。
ずーっと欲しかった1台なので、とても得した気分だ。
型落ちとはいえ、基本性能はこれまで自分が所有していたビデオカメラとは比較にならないほど優れているし、すでにテープメディアへの記録ではなく、内臓HDDやFLASHカードへの記録なので、データのやりとりが非常に簡単。
フルHD対応だし、手振れにも強いし、暗いところでの撮影にも強い。
これはもう、ライブを撮影するために作られたとしかいいようがないのでは。

FREEFUNKもYouTubeやUSTREAMで色々映像を紹介しているが、このカメラはそれらのクオリティを上げる強力なツールとなりそうだ。
次回の6/26のライブも、このカメラを使ってみたいと思う。
これからは、映像周りもどんどん機材やシステムがクオリティあがっていくんだろうな。
実際USTREAMなんかではカメラのスイッチングが出来てしまうわけで、いくらかの機材があれば本当に放送局になりえてしまう。これはすごいことだ。

音楽作品や楽曲の発表の場も、これまでのように普通にライブハウスで定期的にやってCDを時々出す、というところから脱却していかなくてはと感じる。
FREEFUNKも録音をしたものをどのタイミングでどうやって出すかを未だに色々考えている状況だ。そして刻一刻と、世の中は変化している。

2010年6月9日水曜日

Feel Like Makin' Love

最近YouTubeのFREEFUNKのチャンネル(登録してくださいね!)に、
今年2月にジロキチに出演したときに演奏した「Feel Like Makin' Love」の映像をアップしました。

いうまでもなく、ロバータ・フラックのあの名曲です。
もはやソウルクラシック、カバーする人の数は多く、ちょっと調べてみただけでも、
ジョージ・ベンソン、ボブ・ジェームズ、マリーナ・ショウなどなど。
良い曲というのは、聴く方も勿論だけど、演奏する側もやってて気持ちよくなります。
「Feel Like Makin' Love」はまさにそういう曲で、意外にシンプルなコード進行が、延々とループして、繰り返したくなるような作りになっていて、実際ずっとつづいてしまったりします。

我々がこの曲を演奏する際に参考にしたのは、実はディアンジェロのバージョンでした。
彼は2000年の傑作「Voo Doo」の中でこの曲のカバーを披露しており、それはもう素晴らしい出来だったのです。



アルバム全体のトーンは少しダークで、「暴動」の頃のスライのような乾いた質感で統一されており、
「Feel Like Makin' Love」もオリジナルの持つ優しさや美しさよりは、ディアンジェロの(この頃の)肉体のような引き締まった、
ファンク体質な印象が強い曲でした。ホーンリフもとてもPファンクぽい仕上がりだったし。

2007年にORITOさんとライブ共演をしたときも、セットリストの候補に僕からこのディアンジェロ版を挙げさせてもらったのですが、リハーサルの回数なども限りがあり、結局実現はしませんでした。
でもORITOさんはその前後のライブから、持ち歌カバー曲の「Let's Get It On」に「Feel Like Makin' Love」のサビを乗せるようなアドリブをよくやるようになりました。
ご存知の通り、結果この2007年ライブはORITOさんとの最後の共演となってしまい、もう一緒に演奏する事は出来なくなってしまいました。
ということで「あのライブでもしこの曲の演奏が実現していたら」という想いがずーっと心にあったので、2月のジロキチではトリビュートという意味も重ねて、この曲を演奏したわけです。

FREEFUNKとしては珍しく2000年代のR&B経由のカバーという事になるのですが、そこは70年代云々ではなく、曲と演奏の良さ、そして何よりこの曲をやる意味を重んじて選んだチョイスでした。

で実際、我々の演奏を聴いてみると、リードボーカルをとる芽芽ちゃんの声質、ボーカリゼーションにすごくマッチしている曲だと思います。演奏についても、元々のファンク体質と、この曲ならではのしなやかさが同居するようなアレンジと演奏も出来ているんじゃないかと。
ディアンジェロとSoultronicsのような感じをまんま、ではなくファンクバンドが演奏する「Feel Like Makin' Love」としてなかなか良い出来じゃないか、と自負していますので是非動画も見てください。

2010年6月6日日曜日

Sweet Sticky Thing! オハイオプレイヤーズLive at Billboard Live

昨夜は、六本木のビルボードでシュガーフット率いるオハイオ・プレイヤーズのライブを、FREEFUNKクルー(芽芽ちゃん、ESP、シバケン)と一緒に見て来ました。
今回は気合い入れて、予約の段階で整理番号2番をゲット。当然17:00の開場前に到着してカブリ付きの席をゲットしましたよ。



シュガーフットは数年前に病気で倒れており、病状が心配ではありましたが、見事復帰してくれました。おそらく右半身に後遺症が残っているようで、ステージに上がるのも介添えを必要としてたし、ステージでもマイクスタンドに摑まりながら歌っていたのですが、やっぱりシュガーフットのあの笑顔を見ちゃうと、グッと来ます。存在感が違う。
今回は実質シュガーフットのソロプロジェクトなんだけど、オハイオプレイヤーズ自体来日は1996年が最後のはずなので、実に14年ぶり。14年前はゴンゾーと行きました!

さて内容ですが、バンドメンバーが若くなった事もあって、演奏はタイトで良かった。
ホーンセクションも3人いて、キーボードの人は勿論、ベースの人も皆歌えるので、演奏のクオリティは高かったと思います。
記憶を辿ったセットリストなのでちょっと曖昧ですがこんな感じだったと思います

Band Introduction
Sweet Sticky Thing
Who' She Coo?
Skin Tight
Honey
Fopp
Heaven Must Be Like This
Pain
Funky Worm
I Want To Be Free
Love Rollercoaster〜O-H-I-O (Medley)
(encore)
Fire

オープニングはシュガーフット抜きでイントロ的に1曲やるのは予想出来たけど、意外な選曲で「Sweet Sticky Thing」でした。
ニューアルバムに向けてスタジオ録音もし、ステージでも毎回のようにこの曲をプレイしているFREEFUNK一行は当然これだけでテンション上がり、芽芽ちゃんは既に泣きそう!な状態でした(笑)。あ、俺もちょっとヤバかったけど。

シュガーフットは「Skin Tight」からステージに。この時点でやっぱり総立ちになりました。この曲のベースリフは本当に格好よい。
その後いろんな人がそのまんまパくっているという、もはやファンク定番リフだと思います。
それにしてもシュガー、背小ちゃいなと思った(笑)。なんか、こういうオジさん大阪あたりに居るよなあ、って。
でっかいベルトのバックルとか、ギラギラの指輪とか、年はとっても「Pimp」なファッションが似合う!

選曲は良い意味でも妥当にヒット曲、有名曲を織り交ぜており、文句無し。もう少し演奏時間があれば「Jive Turkey」とかやったのかな。個人的には「Honey」をやってくれたのが本当に嬉しかった!これも大好きな曲なのです。
しかもシュガーフット、目の前の女性客(僕の隣)の人見ながら、エッチな仕草をずっとやってました。エロオヤジ!

あとはシュガーフットがいったん捌ける間にバンドで演奏したのがウエストバウンド時代の2曲「Pain」と「Funky Worm」。「Pain」は以前観た時も演奏していたので予想していたけど、「Funky Worm」は来るかな〜、という感じでしたので実際やってくれたのは嬉しかった。この曲は、キーボードの人がとても善戦していて、オリジナルのジューニーのあの変態的な感じを見事に再現していました。
会場内のおそらくヒップホップ方面から好きになったファンは大喜び!ジューニー好きな僕も歓喜!



ライブ最後はヒット曲「Love Rollercoaster」、そのまま定番「OHIO体操」に突入。
そしてアンコールはやはり「Fire」この曲のかっこよさは本当に尋常じゃない。完成度の高い曲だと思います。
あっという間にライブも終わり、余韻にしばし浸ってしまいました。

90年代に3回程ライブを観た者としては、シュガーフットのギタープレイも聴きたかったとか、確実にあの頃より衰えてはいるのは伝わったとか、
そういう少し寂しい想いが無い訳ではありません。
でも、彼が年を重ねたのと同じだけ、僕らも年を重ねている。
そうやって「一緒に」年を重ねて、でももうやって時々会えて良かったなと思いました。
何より、世代を超えて愛される名曲をいっぱい残してくれているのだから、これからまた新しい世代の人にも出会う事があるのかもしれないから。

立って歌えなくなっても、次にまた日本に来てくれたら絶対にライブに行こうと思いました。
I love you, Sugarfoot!

写真は終演後に皆で六本木の居酒屋で大反省会(笑)。盛り上がりましたよ。

2010年6月1日火曜日

R.I.P. Ali Ollie Woodson!!

日曜のライブの余韻醒めやらぬ中、衝撃的なニュースが。
『元テンプテーションズ、アリ・オリ・ウッドソン2010年5月30日に死去。58歳。』

何という事だろう。まだ58歳、亡くなるのには早すぎる。
体を悪くしていたのはニュースでも伝えられていたが、まさか亡くなってしまうとは・・・。

僕にとってアリ・オリは類い稀なる才能を持ったソウルシンガーであり、「ディープ」という言葉がこれほど似合う人もいない。
そのディープさとは、彼の歌の表現力の深さであり、つまり彼自身の魂の持つ深み、だったと思う。
一般にテンプテーションズといえば、60年代の「My Girl」や「Just My Imagination」、「Get Ready」あたりのイメージであり、
70年代のサイケソウル路線で言うなら「Papa Was A Rolling Stone」や「Cloud Nine」だった。
勿論そういった曲も僕は大好きだ。60年代のデヴィッド・ラフィン、70年代のデニス・エドワーズはテンプスのリードとして輝かしい功績を残したと思う。

しかし僕は実は80年代のアリ・オリが居た頃のテンプスが一番好きだったりする。
彼の歌う「Treat Her Like A Lady」や「Lady Soul」は本当に凄い。
数年前、日本のコットンクラブにデニス率いるテンプスレビューとして来日したときもアリ・オリが同行と聞いて迷わず予約を入れた。
そして彼は「Treat Her Like A Lady」や「Lady Soul」を歌ってくれたのである。
「Lady Soul」を生で聴けた瞬間、思わず涙が出そうになってしまった。
憧れて、大好きだったシンガーが目の前で大好きな曲を歌ってくれたのだ。
こんな幸せな事はないと思った。

かたちあるものはいつか失われてしまう。それはどんな誰でも。
でも彼が残してくれた曲、歌唱は永遠不滅のマスターピースだ。
残念ながらデヴィッドやデニスのような絶対的評価を得たとは言いがたいが、もっともっと評価されすべきシンガーとして、
ファンの僕たちは、彼の音楽をたくさんの人に伝えていかねばと思う。

そしてアリ・オリには素晴らしい歌をありがとうございます、と今更ながらだけど伝えたい。