2010年12月30日木曜日

2010年を振り返ると

少し早いけど、今年を振り返ってみると・・・

いろんな楽しい出会いがあった。
ライブもそうなんだけど、ツイッターの急激な普及を実感したのが大きい。
よく解らないうちに始めたのが去年の6月ぐらいからだけど、今じゃ自分にとっても、社会にもインフラの一つみたいになってるのは凄いことだと思う。
ツイッターで繋がった皆さんと今度はリアルでお会いすることも多く、
これは素晴らしいと思った。

イベントも久しぶりに新しく「Tokyo Chitlin' Circuit」というのをスタートさせた。
ライブをじっくり楽しんでもらうイベントに育てていきたいなあ、コレは。

レコーディングもゆるゆると進み、気が付けば新曲も増え、
来年は形にしたいし、新曲もライブでいっぱい演奏をしたい。
年末のダラダラセッションライブも楽しかったな。
ああいうのもたまには良いかもしれない。

プライベートも比較的充実していたけど、なにより家族に大きな病気やケガが無かったのは
本当に嬉しい。心配事は無くはないが、元気で健康、これに尽きると思う。
実家の祖母の具合は気になるが、春にお見舞いに行った時に自分のことを一瞬でも思い出してくれたのは嬉しかった。思っていた以上にしっかりしてくれていた。

夏の帰省ではORITOさんの奥さんやお子さんにも会えたし、
久しぶりの友人と会う機会も多く、これは嬉しかったなあ。
皆それぞれ今の自分を頑張ってやっているのも嬉しかった。刺激を受ける瞬間だ。

音楽の世界では敬愛するシンガーやミュージシャンの死が続いてしまった。
Pファンクのゲイリー・シャイダー、キャットフィッシュ・コリンズ。アリ・オリ・ウッドソンやソロモン・バークなども。つい先日にもティーナ・マリーが亡くなってしまった。

来年はこれまで以上に楽しい1年、皆も幸せな1年になってほしい。
そうそう、我が母船、FREEFUNKは15周年になります。
何かドカンとやらなくちゃね。

2010年12月29日水曜日

R.I.P. Teena Marie

年末に飛び込んで来た悲しいニュース。
白人シンガーのTeena Marieの急死。まだ54歳ということだった。

TeenaといえばRick Jamesプロデュースの名曲の数々が思い浮かぶけど、
近年までも精力的に活動をしていたし、ツイッターでも積極的に発言していただけにあまりに突然過ぎる印象だなあ。

名曲の数々を是非聴いてほしいと思う。
白人ファンククイーンは間違いなくTeenaだから!

例えばコレとか↓


コレなんかも最高。


Fugeesもカバーしたこの曲はいけ君が「FFでカバーして」なんてツイッターで呟いてくれたけど、なるほど演奏してみたいなと思う。


本当に名曲多いなあ。

2010年12月25日土曜日

Happy Holiday!

なんだか風邪気味だけど、皆さん素晴らしいクリスマスの週末を!

2010年12月24日金曜日

Eddie Hazel's memorial day

今日(12/23)はファンカデリックの名ギタリスト、Eddie Hazelの命日。
生きていれば彼は60歳だった。

18歳の時以来、僕は彼のギターの音色にやられっぱなしなのです。

2010年12月19日日曜日

男子会でラブ注入♥

金曜はいま流行の「女子会」に対抗(?)して、「男子会 ラブ注入♥」をやってきました。
サイモンガーさん、Dayton ProjectのAkiHeeさんのお二人と一緒に。
つまりiFunk All Starsの飲み会、打ち上げです。

過去2回のライブをやりながら、ライブ終了後の打ち上げをしないという、バンドらしからぬ状態でしたので、ここは是非!ということでやってみました。
場所は池袋の魚金さん。
ここは、AkiHeeさんに教えてもらって以来お気に入りの、魚が美味くて安いお店です。

いやあ、楽しかったわ。
マニアックな昔のMacの話から、バンド運営をする上での難しさ(3人ともそれぞれバンドやってますからね)、iPhone / iPadのアプリの話等。
あとはここに書けないようなネタも含めて・・・。

2次会はそのまま目の前のSoulバー、ZAPPへ。
Pファンクやキャメオ、バーケイズがかかるという最高のシチュエーションの中で盛り上がったのでした。

またやりましょう!
そしてライブもまたやりましょう!

2010年12月15日水曜日

Soul Man, Sam Mooreライブ

昨夜はブルーノートでサム・ムーアのライブを見てきました。
サム&デイブのサムさん。
数年ぐらい前から活発に日本に来てくれているのは知っていたけど、なかなか縁がなく、今回ようやくライブを初体験。
FREEFUNKのホーンリーダー、タイラーさんと一緒に見てきました。

75歳(!)とは思えぬ艶のある声で、好々爺的な立ち振る舞いももはや芸のうちか。
昨夜はたまたま1ステージのみの日という事もあり、トータル1時間半以上のソウルショーでした。

最初にバンドでインスト曲を演奏、バックコーラスの女性陣が登場して数曲歌い、御大登場!という王道のソウル・ショー形式。
1曲目は「Hold On, I'm Comin'」。
ライブ途中では亡くなったキヨシローのご家族が見にこられている事を紹介しつつ、キヨシローに捧げる「You Are So Beautiful」を熱唱。
これはこの夜のハイライトでしたね。

ライブの最後は「Soul Man」そして「Higher And Higher」。
「Soul Man」で客席が総立ちになるだけじゃなく、急にレスポンスがよくなったのはバンドメンバーも面白かったみたい。
まあ、誰もが知るヒット曲の強みでしょうね。
んで、終演後に評論家の吉岡さんをお見かけしたのでご挨拶させていただきました。

以下簡単ですが思ったことをランダムに。

・ソウル/ファンクのバンドのライブでメンバーが譜面をガン見してるのはいささか興ざめである

・もう少しバンドのアンサンブルにメリハリがほしかった。ホーンセクションとかには正直「ファンクネス」が足りない

・その点ではライブ全体の流れも少し緩慢だった

・とはいえ、1日1ステージだと終演時間などはちょうどよい

・サムさんは坂上二郎さんに似てきている(動きも)

・英語の長いフレーズを客席に歌わせるのはかなりムリがある

・ベースの人がバンドリーダーらしいのだがメチャ体がデカい。ゆえに彼が前に出てくると曲の終わりであることがすぐわかった
(ステージ上のメンバーにはわかりやすい反面、客席的には終りがわかってしまうという点も)

・この手のアーティストのマネージャーさんはたいていキレものの女性が多い
(メイシオとかもそうでした)

・そして大抵そのマネージャーは最後にオンステージで一緒に盛り上がってしまうことがある
(マネージャーじゃないけど、JBのMCを長く務めたダニー・レイがその頂点か)

※12/15追記
・一緒に行ったタイラーさんは直前までサム・ムーアじゃなくてサム・テイラーを観るんだと思ってたらしい。そりゃないっしょ!

2010年12月12日日曜日

Thank You!

昨夜の新宿ゴールデンエッグでの、
FREEFUNK Live & Jam Sessionに着て頂いた皆様、
どうもありがとうございました!

いつもと違い、バンドのライブだけではなく、
・ゲスト、飛び入り入り乱れての決め事のないセッション
・シバケン料理長の特製カレー
・Dr.エスパーのマッサージ

などなど、楽しんでいただけたでしょうか?
FREEFUNKのライブも冒頭に40分程やらせていただきましたが、
いつもと違いかなりラフにいきました。
なんせ、やる曲もほぼ私の思いつき。メンバーには大まかに1曲目ぐらいしか
伝えてませんでしたから。
つまり、航海のゆくえは文字通り艦長次第ということでした。

たくさんのゲストの皆さんにもジョイントいただき
ありがとうございました。
ただでさえラフなバンドなので、いつも以上にラフだったかもしれませんが、
これもFREEFUNKの持ち味だと思ってます。

やった曲はうろ覚えですが、
最初のセットが
Alice In My Fantasies
Midnight Jam
Hard To Handle
The Spirit
Maggot Brain
犬になれ!

その後は
Give Up The Funk
Red Hot Momma
Blue Bossa
Lullubay Of Bridland
Standing On The Verge Of Getting It On
Think
This Christmas
Respect
Good To Earhole
Coming Round The Mountain
Bop Gun
Let's Stay Together
If You Want Me To Stay
Thank You
などなど。

うーん、あんまり覚えてない・・・。
芽芽ちゃんの「You've Got A Friend」やSammyが歌う「Your Song」「Honesty」とか
ビートルズやストーンズも・・・。
まあ終盤は文字通り何でもありのセッションでした。

またやりましょう!
シバケン料理長が次回はタコ焼きと、野菜カレーを作ってくれるそうです。

▼カレー番長なシバケン料理長。


▼セッションの様子


▼手も○ん Dr.エスパー
送信者 FREEFUNK艦長の航海日誌

2010年12月7日火曜日

12/11のライブ&セッションがなかなか面白いことになりそう。

あちこちで告知させてもらってる年内最後のFREEFUNKシャトルの発射、12/11(土)@新宿Golden Eggがなかなか面白いことになりそう。

ゲスト参加をいち早く表明してくれたのはリンリンコリンズ凛凛ちゃん。
可愛いルックスに反して(?)、パンチのあるファンクを聴かせてくれます。
長い付き合いだけど、ちゃんと一緒にやるのはほぼ初めてかも。
リハがほとんど無いので、ぶっつけ本番に近いですが楽しみましょう。

そして参加表明をしてくれているのが、
元Spacey Peopleのサムくん。
トリオでぶっといグルーブを出していたSpacey Peopleでもピカ一に目立ってたギター&ボーカルです。今回はどんな衣装で参加するんだろ(笑)?
ハゲしいジャムになりそうな予感・・・・。

さらに表明をいただいたのがセルジオ・ムトウさんとウディさん。
James Brown Tribute初め色々なトリビュートライブもやられているお二人。
是非歌ってください!

他にもまだ検討してくれてる方たちもいる。(某K姐さんとか!)
突然ふらっと遊びにきてくれても全く構いません!
勿論面識なんて無くてもOK。
ミュージシャンじゃなくても全然OK。
文字どおりOne Nation Under A Groove、なのです。
貴方もいかがですか??

あ、勿論FREEFUNKとしてのライブもしっかりやらせてもらいますんで、
お客さんとして遊びに来て戴く方も大満足してもらえるように頑張ります!
音は汚いかもしれないけれど、ね。

【12/11/2010(Sat)】
FREEFUNK presents Funk & Soul Live & Jam Session
”忘年会&クリスマス・FUNKセッション in 新宿歌舞伎町、角海老隣り”

2010年最後のFREEFUNKライブはワンマン+大セッション大会となります。
皆さんと一緒に、少し早めの年末大忘年会という事で楽しみましょう!
ゲストは勿論、当日楽器を持って遊びに来て頂いても結構です。
一緒にFunk/Soulのセッションしましょう。

live(Host): FREEFUNK
guest : 凛凛コリンズ(Vocal) etc.
セッション、飛び入り参加歓迎!
(ギターやベースなど会場にもあります。勿論持参OK)

CHARGE: ¥1500+1Drink(¥500)
Open 19:00 / Start 19:30

Golden Egg website
http://www.g-egg.info/top.html

FREEFUNK official website
http://www.freefunkmusic.com/

FREEFUNK crew:
艦長 (vocal, guitar)
Sammy (keyboard & vocal)
遊佐 (bass)
ウラッチ (drums)
タイラー (tenors sax)
シバケン (baritone sax)
ESP (trumpet)

※渡芽芽(vocal)はスケジュールの都合により今回はお休みです

汚い音を出したい

「汚い音を出したいね」とウラッチと二人でときどき話す。
しっかりまとまった音楽を作ったり演奏をすることと、
汚い音を出すことは決して矛盾していないと思う。

我々が言う「汚い音」というのは、隠したくっても、
どうしても滲み出てしまうような、そんな音。
ファンクも出来ます、じゃなくて
オレらファンクしか出来ませんから!っていう態度に起因する、
どうしようもなく魂まじりの音。ノイズ一歩手前というか。

ジミヘンの大音量フィードバックのような。
ローランド・カークの鼻笛のような。
O.V.ライトの塩辛声のような。
サンハウスの焼け付くようなスライドギターのような。
ブーツィーのビンタ・ベース奏法のような。

次回のライブでギターの音が汚くうるさかったらすみません。
それはもう、抑えようのないモノなんで。

2010年12月5日日曜日

12/11(土)ライブはワンマン&セッション!忘年会!クリスマス!One Nation Under A Party!

12/11(土)は早いモノでFREEFUNK年内最後のライブ。
ワンマンライブというより、皆でワイワイやりたくて、飛び入りセッションも多いにありの、ちょっとユルめの内容にしました。
とはいえしっかりと演奏も勿論やります。
見どころを簡単にご紹介。

<フードサービス>
シバケン&ESPが何やら準備してくれる、らしい(ムチャぶりしたのは私)。
特製カレーなのか、ケータリングなのか何なのか未だにメンバーの我々も知らされていないという、ちょっとした闇鍋状態。
忘年会的に、飲み食いしながらゆっくりやりましょう。

<ESPのマッサージ>
女性限定で若手トランぺッターのESPがマッサージをしてくれます。
某「手も○ん」で働いているので、その腕前は文字通りプロ。
ただし余計なところも揉んじゃったらゴメンなさい。
男性は・・・、『お気持ち』いただければやらなくもないんだそうです。

<凛凛ちゃんゲスト参加>
ミュージシャン、シンガーの皆さん是非遊びに来て参加してほしいわけですが、
参加表明をしてくれた凛凛ちゃんとは数曲演奏予定!
Groove Planetの頃から付き合いの長い凛凛ちゃんですが、一緒にがっちりと演奏をするのは初めて、かも。
今回は残念ながら芽芽ちゃんが不参加なのですが、ともすれば華やかさに欠けてしまいそうなオトコ臭いFREEFUNKを、あざやかに彩ってくれると期待!

<セットリスト>
セッションなんで、あんあり決め事なくいっちゃいます、今回は。

ということで、チャージもちょい安めですし、本格的な忘年会、クリスマスシーズンが来る直前ですので是非遊びに来て下さい。
Ustreamもノリでやる予定ですが、その辺Golden Egg自体がかなりユルいのと、
今回ばかりは参加したほうが楽しいこといっぱいありますので、是非お越し下さいまし。
お待ちしております!

詳細はコチラより。

「京王線は語りかける」を演奏した。

先日の新宿Golden Eggで久々に演奏をした「京王線は語りかける」という曲があります。
最初のアルバムに入っている曲なのですが、個人的にはとても思い入れのある曲です。
録音をしたのはちょうど10年前の今頃。買ったばかりのハードディスクレコーダーを普通のリハーサルスタジオに持ち込んで録音をしました。
Sammy兄さんが録音に最初に参加した曲だったりします。

実はこの曲、更に7年ほどさかのぼって、FREEFUNKを作る前にやっていたバンドのために作ったものでした。
その当時、僕は国分寺に住んでいたので、「中央線は語りかける」というタイトルで作りました。結局そのバンドで演奏をすることはなく(その前に解散してしまった)、ずっと温めていた曲になっていました。

そして、FREEFUNKがなんとか形になった1995年の暮れだったか、まだメンバー4人(自分、ゴンゾー、末藤、Sax&Voの徳永)でデモ音源を作るために、その時はスタジオの録音パックみたいなのでお金を皆で払って録音したのが実はファースト・レコーディングになります。
当時イメージしたのは、もっとファンキーロック風な、ジミヘン直系(?)なアレンジでした。
ちなみになんでライブ前にそんな録音をしたかというと、当時はライブハウスに出るのにでも音源を提出しなくてはいけなくて(今も?)、カッコイイバンドと思われたいから、ちゃんと録音をしたものを作ろうとなった訳です。

で、しばらくはライブで必ず演奏をする曲になっていましたがその後メンバーが増え、ホーンセクションが充実するにつれ、演奏をしにくい曲となり暫くまた寝かせていました。
たぶん2、3年ぐらい。

で、自分たちでアルバム作っちゃおうぜ!ってなった時にどうしても録音をし直したかったのです。
当時の録音メンバーは
私(vo & G)、ゴンゾー(bass)、ウラッチ(drums)、Sammy (keyboard)、ヘイゴ(percussion & vo)、アッチ(trumpet)、MJ (tenor sax)
でした。他の曲ではゲストボーカルでMammyちゃんが助けてくれたり。

再録をする上で、よりFREEFUNKらしさが出せるようなアレンジに変えました。
ほぼ別の曲になったと言ってもいいぐらいに。
意識したのは70年代のマイルス。そしてジミヘンも勿論。でもロックぽくというより、70年代初頭のファンクバンドのようなイメージでした。アイズレーとかみたいに。
ヘイゴくんのパーカッションはいくつかオーバーダブをしており、この曲のイメージをすごく作っていると思います。
少し奇妙なリズムパターンは自分がこれでいきたい!とリズムマシーンで作り込んだものをウラッチとゴンちゃんに聞かせて演奏をしました。
最初はすごくやりにくそうにしてたのを覚えてます。確かにちょっとヘンなリズムパターンだし。
Sammy兄さんは先にも書いたように、最初に録音で参加してくれた曲ですが、流石、コンセプトをすぐに理解してくれ、自由に動くエレピをまず入れてくれました。
オルガンも入っているのですが、まあ言ってみればエレクトリックマイルス時期の、
キース・ジャレットとチック・コリアのイメージというか。

ホーンのアッチもこれまた流石、マイルス好きがモロに出してくれました。
頼んでもないのにワウペダル持って来て踏んでました。
MJもソプラノサックスでフリーな部分を、サビのホーンリフはテナーとうまく使い分けてくれていました。
現在のフリーファンクホーンズとはまた違う雰囲気になっていると思います。

実は幸いなことに当時のレコーディングのパラのトラックのデータも残っているので、
来年はバンドも15周年だし、最初のCD出して10年。先日からはようやくiTunesはじめ主要音楽配信サイトでもダウンロードできるようになってきたので、今一度ミックスダウンからやり直してみたいな、と思っています。何か記念的にお聞かせ出来るようになれば。

そしてライブでは今のメンバーで演奏をしてみてすごく良かったので、
またセットリストにも加えていきたいですね。