2011年1月30日日曜日

マザーシップに乗ってきた part1

ジョージ・クリントン&パーラメント/ファンカデリックの来日ライブに先週の金・土と二日続けて行ってきた。

前回の来日は2009年の「東京ジャズ」、そしてその前が2002年のフジロックだから、
単独来日としては12、3年ぶりということか。
(2005年ぐらいにはジョージが”来なかった” オリジナルP来日もあったけど)

1日目は4Fからの観戦で、かなり遠くから観てる感じでしたので、
冷静にセットリストをメモしながら観てた。
2日目はFREEFUNKクルーやうちの奥さんと一緒にかぶりつきで観たので、
とても冷静にはなれなかった(笑)。

以下、1日目のメモを元にライブレポ。

オープニング、ドラムのKashが客席を煽る。" We Want The Funk"コール
1曲目 「Bop Gun」からスタート。
この数年の定番オープニング。Steve Boydは伸びのある声で、この曲がよく似合う。
欲を言えばやはりホーンセクションが欲しい。
途中でSir nose登場!いつもの白いピンプスーツを着用、客席を「盛り下げ」ようとする。

2曲目というか、そのままメドレーで「Gamin' On Ya〜Undisco Kidd」へ。
ドラムはFoleyにバトンタッチ。黄色い消防士みたいなパーカーかぶってる。
ここでP-Nut Johnson登場。彼が登場すると客席の一部が
ジョージと勘違いするのがもはやお約束。本人も多分それ狙ってる(笑)。
後半はBelita Woodsの見せ場。
そして意外と地味に、かなり地味に(笑)ジョージ・クリントン登場!
カラフルなエクステンションも取ってしまい、1978年ツアーの頃のような赤いベレーを被っているので、皆一瞬わからなかったかもしれない。

3曲目「Red Hot Momma」
マイケルハンプトンギターきた!ベースはビリー・ベースにバトンタッチ。
前回の来日でも演奏された曲だが、やはりギターはマイケルでなくては。
あまり長尺のジャムに突入することなく、エンディングまでバッチリ決めて演奏。

4曲目「Flashlight」
ここでSir Nose再登場。
途中、Pファンクとしては珍しいが、少しだけお揃いの振り付けあり、
ジョージ含めフロントのボーカル陣が並んで踊る。

Dannyのシンセ・ソロいって、その後Sativa (ジョージの孫だっけ)登場してそのまま
Something Stank I want some、Hard as a steelあたりを挟むのはここ数年の定番。
そしてまた「Flashlight」に戻り、大団円!
マザーシップが降りるイメージかな。

その後「Rumpofsteelskin」のリフを軽くやりながら、Kendra Fosterの出番。
5曲目「Bounce To This」
定番の曲だけど、かなりテンポを落としてちょっとジャジーな雰囲気に。
その後、再びBelitaがリード・パートへ。
そしてなんとメンバー紹介!
コレは初めてみた(笑)。

6曲目 「Give Up The Funk」
やはりこの曲で締めくくりか。
ホーンの不在はやはり寂しい。キーボードのDannyが健闘をするが、
この曲ってホーンリフとシンセストリングの絡みが重要なんだよね。

そして、メドレーというか、
定番の流れで「Night of the thumpasorus people」
Clipが少し時間を気にしてか、途中やや無理矢理カットアップして、
「ガガグガー」のコーラスへ。
前回の来日時は「Up For Downstroke」へのメドレーぽかったから、
この終り方をしてくれるのは嬉しい。
これで本当の大団円!
後はアンコールあれば「Atomic Dog」とかかな?という雰囲気。

で、間髪入れずにまさかの
7曲目ラストは「Maggot Brain」!
ライブ前半、マイケルのギターアンプもしくはエフェクターがかなり不調で、
機材トラブルで急遽セットリストを変えたのではないかと思う。
それ故の曲順チェンジだろうが、
この曲で最後とは、まるで昨年のFREEFUNKのライブじゃないか(笑)。
何か悲しい事でもあったのか!?

テンポは少しだけ早めだけど、マイケルのギターがおしゃれな六本木ビルボードに鳴り響くのは痛快。勿論ベースはビリー!!

という事で、トータル80分前後のライブ。
Pファンクもこういうショーが出来るようになったという事かと実感。

初日のライブを観て思った事のメモ
●Pooh Pooh Manとか居なくなって、構成がすっきりしたのは好感
●冷静に考えるとSir Noseは「盛り下げ」役、ステージに盛り下げ役が居るってスゴい発想
●Kendraはカワイイ
●ビルボードで色々ライブを観てるけど、Pファンクの客層は明らかに”何か違う”(笑)

2日目の事も書きたいのだけど、ちょっと長くなったのでまた改めて。

写真は開演直前のビルボードの写真。
演奏中はさすがに撮影できないので、写真はこれのみ。



George Clinton & Parliament / Funkadelic
personnel...(ビルボードのHPより)

ジョージ・クリントン / George Clinton(Musical Director/Vocals)
スティーブ・ボイド / Steve Boyd(Vocals)
ポール・ヒル / Paul Hill(Vocals)
ウィリアム"クリップ" ペイン / William "Clip" Payne(Vocals)
ロバート"ピーナッツ"ジョンソン / Robert "P-Nut" Johnson(Vocals)
ベリータ・ウッズ / Belita Woods(Vocals)
マイケル"キッド ファンカデリック" ハンプトン / Michael "Kidd Fukadelic"Hampton(Lead Guitar)
ライジ・カリー / Lige Curry(Bass/Vocals)
フランキー"キャッシュ"ワディ / Frankie "Kash" Waddy(Drums)
フォーリー / Foley(Drums)
ウィリアム“ビリー ベース” ネルソン / William "Billy Bass"Nelson(Bass)
カルロス"サー・ノーズ" マックマレイ / Carlos"Sir Nose"McMurray(Dancer)
ションダ・クリントン / Shonda Clinton(Rapper)
アムカ / Amuka(Vocals)
シャウナ・ホール / Shaunna Hall(Guitar)
ダニエル・ベッドロジアン / Daniel Bedrosian(Keyboard/vocals)
ケンドラ・フォスター / Kendra Foster(Vocals)

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