2012年8月16日木曜日

Peace, Love Not War

67回めの終戦記念日だった。

昨年なくなったお婆ちゃんは、
いつも何かの話をしても必ず戦争の話になった。
「戦争んときはこうだった・・・」
それほどに強烈な体験だったんだと思う。
小さな頃からいつも聞かされてきたが、
今となってはありがたい気持ちだし、
多分僕らはこの先、ずっとあの震災の事を語り続けると思う。

そのお婆ちゃんの伴侶であったお爺ちゃんは、
僕が中学2年生の時に亡くなったけど、
やはりお爺ちゃんもよく戦地に行った話をしてくれた。
さすがにまだ自分も幼くて解らない事も多かったが、
足に残っていた傷をよく見せてくれた。
戦争の体験を語る人も少なくなりつつあるが、
実際に戦地に行った人の話となると、更に少ないのだと思う。

もう一人のお婆ちゃんも、生前よく戦争の話をしていた。
空襲の中逃げまくった話とか。

この国でそんなひどい戦争があり、
多くの人が亡くなった事はまるで昔の事になっているが、
多くの人たちの犠牲と献身のうえで
今の繁栄や平和がある事を忘れるわけにはいかない。

そして今も世界の国では内乱や戦争が続いている。
やたら物騒なのが隣国も近くにある。

音楽は震災のときもそして戦争のときも
直接的にはほとんど役に立たない。
緊急時に必要なものは水や食料、安全な場所だ。
でも、やがて音楽が必要になるタイミングが必ずある。
日本の戦後の歌謡曲や音楽も、戦争終結と関連する出来事は多いはずだ。
そこにあるのは、平和を願う気持ちであり、明日を生きる希望であり、
無為な殺略を糾弾する怒りだ。

戦争について、平和について歌った曲は数多くあるけれど、
今夜はこの曲を聴いている。

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