2012年12月17日月曜日

その先にむかって

震災後、はじめての国政選挙が終わった。
次の政権を決める重要な選挙だった。

しかし投票率を見る限り、あまり関心が高かったようにみえない。
また、争点もちょっと多すぎたのかもと思う。
ま、それだけ問題や課題が多いということだけど。

実を言うと直前まで、誰に入れるか、どの党に入れるか
すごく迷っていた。
こんなに迷ったことは無かったかもしれない。

選挙後だから書くが、
ネットでよくある「ボートマッチ」のいくつかでは、
自分の考えに一番近い党として、
今回圧勝した自民党が出るものがあった(笑)。

その意外な結果に自分でも思わず笑ってしまったが、
「彼らに1票を入れるわけにいかない」という強い想いがあり、
実際には入れなかった。
これは、今の政策の善し悪しだけじゃ決めるわけにいかない、
なんていうか将来への危機感みたいなものだ。
感覚的、直感的なものというと批判の対象になるかもしれない。
しかし、あの震災以降、多くの日本人は学んだはずだ。
「これはちょっとヤバいぞ」という直感と自らの行動こそが、
結局は自分や自分のまもりたいものを救ってくれるのだと。

ある人たちは、尖閣諸島や竹島などを筆頭に、
この国が危ない!ヤバい!という危機感をもって彼らに一票を投じているのだろうし
自分も勿論、国の安心や安全を脅かされるのはまっぴらごめん、と思う一人だ。

しかし、
原発だけが今回の争点では無かったように、
外交・領土問題だけが今の争点ではない。
税金や福祉、経済。
色々本当に争点がある。

国民が本当にそういった争点を熟慮して選んだというなら、
自民党にしっかりとやってもらうしかない。

ツイッターやフェイスブックでは
落胆の声をあげる人たちも多いが、
諦めてはいけない。
ニヒリズムに陥ってはいけない。
それこそが本当の政治の危機だと思う。

その時こそ、
威勢のいい発言を繰り返す連中や
都合の良いように憲法や法律を変えたくて仕方が無い連中の
思うツボだから。

明日からすぐにポジティブに、とは言えないけれど、
一票の格差を抱えたままの違法選挙での当選議員とはいえ、
彼らにまた国を託すしかない。
どんなに長くても4年後にはまた審判の日を迎えるのだから、
その間しっかりと関心を持ち続け、
思ったことはしっかりと声に出していくべきだ。
行動を起こすことも、諦めちゃいけない。

明日のその先の、
もっと先の明日に向かっていくしかない。

Get Up, Stand Up,
Don't Give Up The Fight!

だよね。






0 件のコメント:

コメントを投稿