2014年6月29日日曜日

Bobby Womack, The Last Soul Man...

今朝飛び込んできた悲しい知らせ。
ラスト・ソウルマン、ボビー・ウーマックが亡くなったとのこと。

昨年、一昨年と六本木のビルボードライブに来日公演があり、
事前に体調が悪い事や軽度?のアルツハイマーを患っている事など聞いていたのだが、
実際には、往年ほどではないものの、元気歌っている姿を見せてくれた。
しかし、遂にその時が来てしまった。
まだまだ現役で居てほしかった。
残念でならない。

「ラスト・ソウルマン」という称号はいつの頃から言われてきたのだろう。
80年代半ばにストーンズなどを通じてボビーを知った時には既にそう呼ばれていた気がする。
ソウルミュージックの黎明期から一番熱い時代を知っているという意味で、まさしく「最後のソウルマン」だったと思う。

ソウルミュージックを語るとき、
やはりその「熱さ」を抜きには語れない。
ボビーの歌は全身全霊を注ぐような熱い歌だった。

あるいはソウルミュージックを別の視点で語るなら、
それはブラックミュージックの神髄でありつつも、
人種を超えてクロスオーヴァーしていく要素を抜きに語れないと思う。
サム・クックのコパでのライブアルバム然り、
マスル・ショールズのミュージシャン然り、
スライ&ザ・ファミリーストーンのバンド編成然り。。。

ボビーもまさにソウルミュージックのパイオニアにして道を切り開いた一人だったと思う。

R.I.P, Bobby Womack...

昨年のグラストンベリーに出演したときのライブ映像。
まだまだ行ける感じなのに。。。


そしてこちらはトリビュートというわけではないが、JAYE公山さんとのジョイントライブより。
この曲のアレンジそのものはNew Birthによるものだけど原曲はBobby Womack。
これも大好きな曲だ。





2014年6月22日日曜日

Golden Egg Live

昨夜のGolden Eggのライブ、来ていただいた皆さんありがとうございました。
盟友Ebony-Bとの2マン、たっぷりとSoul, Funkなフィーリングに満ちたライブになったのでは?
Ebony-Bの4人体制もシンプルさが強調されて良かったなあ。新曲もファンクテイストが出てて良かった。
珍しくオルガンではなくエレピで攻めるYo-Suke君も新鮮だった。

FREEFUNKのステージにはシュウタロウ君がゲスト参加してくれて、いつもより多く5曲参加。ここ数回一緒にやっているI Wish (Stevie Wonder)もすっかりいい感じになってきたと思う。
トークボックス大好きなファンの方も来てくれていて、満喫してもらえたかな?

先日の石巻ライブでも披露したGimme Shelterも東京では初プレイ。
ロックそのものな曲ですが、これもまたEarly 70's ならではの雰囲気ということです。

この夜は初めて見に来てくれたお客さんも居て、P.Funkが大好きという高校生、たまたまネットで調べて辿り着いたという韓国から旅行で来たというファンク好きの方など、文字通りOne Nation Under A Grooveな夜でした。
楽しんで頂けたようで何よりです。
どんどんFunkを拡げていきましょう!

写真は撮ってもらったものから拝借。
能條君の写真かな?ありがとうございます!



さて、次回FREEFUNKライブはいよいよ、Suga-Pimpsとのジョイントライブです。只の対バンではなく、我々FREEFUNKにシュガピンのお二人に乗っかって頂き、ガッツリとコラボをするという内容です。
熱き男性ソウルデュオと、ファンクバンドのコラボを是非楽しんで下さい。

Tokyo Chitlin' Circuit
Suga-Pimps x FREEFUNK

open 18:30 start 19:30
charge 2,700yen
at Jirokichi, Koenji, Tokyo


2014年6月5日木曜日

ロバート・ジョンソン、デルタブルースの王様

先日、友人が教えてくれたロバート・ジョンソンのCDを購入した。
随分前に「Complete Recordings」というCDが出ていて、永らく決定版として愛聴していたが、
今回出た「Centenial Collection」は素晴らしい音質となって蘇った。

「Complete Recordings」が、いかにも戦前の古い録音という印象だったが、「Cenenial Collection」はギターの音も含めて
非常に生々しい。古い録音ではあるが、よりリアリティというか情報量が増えた印象。
ロバート・ジョンソンの指使い、息使いがダイレクトに伝わってくるような感じだ。

ブルースはあらゆるポピュラーミュージック、とりわけロックやR&Bの礎となる音楽だ。
とりわけロバート・ジョンソンの楽曲や演奏はブルースの方向性を大きく決めたんじゃないかと思う。
そういった意味で、もしこういう音楽に興味がある人は必聴だろう。

このCDを教えてくれた友人とは、十代の頃、まるで宝探しのようにR&Bやブルースのレコードを探していた。
ブルースを知るきっかけはストーンズやクラプトンだったが、彼らが影響を受けたマディ・ウォーターズやハウリン・ウルフの前に居たブルースマンの中でも
もっともミステリアスで刺激的だったのが間違いなくロバート・ジョンソンだったなあ。