2015年7月2日木曜日

映画「グローリー -明日への行進-」を観てきた

今日は映画「グローリー -明日への行進-」を観てきた。
マーティン・ルーサー・キング牧師の公民権運動のストーリーを描いた映画だ。
少し前に映画館で予告編を観て、これは是非観なくてはと思っていた。

自分がキング牧師の事をしったのは高校生の頃だった。
英語の先生があの有名なスピーチ「I have a dream...」のテープを授業で聴かせてくれたのだ。
正直言えば退屈で眠くなる授業をする先生だったが、
「僕はこのスピーチを聴いて本当に感動したんです」というような事を言って聞かせてくれたキング牧師のスピーチは、
まるでメロディを伴った歌のように聴こえた。
その時は正直その印象が強かったが、それから少ししてR&Bやソウル、ファンクにどっぷりはまっていくと、
キング牧師の存在がとても大きなものだと感じるようになった。

映画自体は正直言えば、もう少しストーリーの組み方や登場人物の使い方・見せ方に工夫があっても良かったように思う。
でも全体としては素晴らしい内容の映画だったし、なにより現在も映画で描かれた人種差別・人種隔離の問題はアメリカの現実として残ったままでいる。
その事を思わずにはいられなくなる、現実を突きつけるようなスゴい映画だ。
先日もまた、南部で黒人が殺害される痛ましい事件があったばかりだ。

60年代のソウルミュージックは、キング牧師の生きた同時代の音楽として、その背景や考え方など非常に関連が強い。
もしソウルやR&Bが好きだというなら、この映画およびこうした時代背景は是非知っておくべきだろう。
音楽と政治は別のものだが、一つの同じ時代の中にあるものとして、決して無関係ではないから。
それは現在の日本も同じ事だといえる。

映画の公式サイトはコチラ

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