2017年6月22日木曜日

7月8日は新宿Golden Eggにて!

FREEFUNK次回のフライトは7月8日、久々の新宿Golden Egg!
今年は前半からメンバーみんな、少し立て込んでいてライブ少なめなスタートになっちゃったけど、
ホームグラウンドGolden Eggでのライブはいつも”何かが起こる”感じで楽しみ。

今回共演をするのは2組。

まずはMayu Onishi。
Mayuちゃんとは一緒にライブは初めてかも。YoSUKEのバースデーライブで一緒に演奏はしたけど、
いわゆる対バンは多分初めて。
この1年で歌やステージングがグイグイ成長してて、楽しみです。
バンドメンバーにはYoSUKEもいるって事で、なんだかいつものような安心感が(笑)。
どんな曲を聴かせてくれるかな?

そして、能條陽一郎 & The BrandNewBag!
能條くんとも久々だ。
最近はバンドメンバーも増え、大所帯の編成でよりグルーブの強いサウンドになっていて、
これまた楽しみ。

毎年、夏はこれまた多忙になってしまうので、この後また少し時間が空いちゃいそうなので、
ぜひみなさん遊びに来てね。

夏直前、梅雨をぶっ飛ばしていこう。

【JULY 08 Funk & Soul Live】
Golden Egg, Shunjuku TOKYO

charge: 2,000yen【+ order】
door open: 19:00
show time: 19:30

LIVE:
FREEFUNK / 能條陽一郎 & The BrandNewBag / Mayu Onishi

Golden EggのHPはこちら





2017年6月18日日曜日

Junie

6月の梅雨はちょっとばかり鬱陶しいけど、
JUNE=天才ミュージシャン、ジューニー(Junie)の生まれた月だ。

今年の初めに亡くなってしまったジューニーのウエストバウンド時代のアルバムを全てコンプリートした編集CD
「The Complete Westbound Recordings 1975-1976」がリリースされ、手元に届いた。

これまでウエストバウンド時代の作品はベスト的に編集されたCDが随分前に出ていたのみ。
ウエストバウンド時代には3枚のアルバムをリリースしていたのだが、それらとシングルのみの曲、ベスト発売時に収録された曲を含め、
全てが文字通りコンプリートされており、天才ジューニーの素晴らしい作品がこうして纏まったのは喜ばしい。
だが、ジューニーが亡くなるまでこうした動きがなかった事を考えると、複雑な気持ちにならざるを得ないが・・・。

もともとウエストバウンドとはオハイオ・プレイヤーズとして契約をしていたわけだが、オハイオ・プレイヤーズがマーキュリーに移籍するタイミングで、ジューニーは引き続きソロとして残り、3枚のアルバムをリリースしていた。今回のコンプリート盤のライナーによれば、4枚目の準備も入っていたそうだが、交通事故に巻き込まれジューニーは活動停止を余儀なくされ、
頓挫してしまったとのこと。どこかにその未発表曲など残ってないのかな?

今回ちゃんと3枚のアルバムを聴いてみて、正直これまでノーマークだった3枚目のアルバム「Suzie Super Groupie」が素晴らしい事に気がついた。
1枚、2枚目ももちろん素晴らしいけど、まだオハイオ・プレイヤーズ時代の雰囲気が残っているが、3枚目ではサウンドや楽曲のクオリティがぐっと上がっている。
めくるめく展開していく曲の構成や、不思議なメロディラインなど、のちにP-Funkに合流する時に全開となるジューニー・ワールドの下地がここで一気に透けてみえてくる。

考えてみれば1954年生まれのジューニーがこうしたソロを発表していたのは、21、2歳という若さ。
のちのFunkadelicの諸作品でもまだ24、5歳なわけで、すごい事だ。

個人的な思いはジューニーが亡くなった時にも書いたが、
一度でいいから会ってみたかった。そして色々聞いてみたかったよ。

現在、このコンプリートワークと、輸入盤で出ている「Bread Alone + Junie5」の2in1 CDを買えば、ジューニーのソロアルバム5枚分が揃うことになる。
あとは1984年に出た「Evacuate Your Seats」と、2004年に出た「When The City」でソロはコンプリート。
もしかしたら「Evacuate Your Seats」は未CD化なので入手難しいかもしれないけど。。。
まあ、オハイオ・プレイヤーズ〜ファンカデリックという黄金のファンク王朝を渡り歩いた時代のジューニーのソロをまずはしっかり聴いとけば間違いないでしょ!

Complete West Bound Recordingsはこちら。
ライナーも英文だけど詳しくて面白い。


ファンカデリックを離れて作った2枚のソロアルバムの2in1 CD。
P-Funkワールド全開だが、ちゃんとジューニーのテイストが出ていて素晴らしい。
個人的には「Bread Alone」タイトル曲が大好き。






2017年6月11日日曜日

Chuck Berry Forever!

先日亡くなったチャック・ベリーの新譜を購入。
潔いまでのロックンロールアルバムだった。

ロックンロールはチャックが一人で作り上げたわけじゃない。
でも、ロックンロールの代名詞、この一人といえばやっぱりチャックだ。
最後までロックンロールで、軽快に駆け抜けるようなアルバムを遺したチャック。
かっこいいな。

30年近く前からすでに頑固ジジイだったようだが、
それも音楽業界のいろいろを乗り越えてきたからこそ。

ところで、チャックの新譜を買う、という行為が初めてのような気がして
心の中で少しすまない気持ちもあったんだけど、
このアルバムの前は1979年が最後だっていうから、そりゃ無理もない!
実に38年ぶりのアルバムリリースというんだから、ちょっと前のキース・リチャーズの20数年ぶりの上をいく。

このタイミングで50年代のオリジナルアルバムも再発されたので、
ちゃんとアルバムで聴きなおしてみようと思っている。
ロックンロールにもいろいろな要素が含まれていて、そういうルーツは意外とアルバム収録の曲とかでか垣間見られたりすることがあるからね。




2017年6月8日木曜日

George Clinton Desert Island Album

「Experience Vinyl」サイトで紹介されていた”George Clinton Desert Island Album」
つまり無人島に持って行くならこのアルバム!という特集が非常に面白い。

サイトはこちら

列挙しておくと御大が選んだのは以下のアルバムだ。

1.Fresh - Sly And The Family Stone
2.Are You Experienced - Jimi Hendrix
3.There's A Riot Goin' On - Sly And The Family Stone
4.Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band - The Beatles
5.Motown: The Classic Years - Various Artists
6.Follow The Leader - Eric B. & Rakim
7.To Pimp A Butterfly - Kendrick Lamar
8.What's Going On - Marvin Gaye
9.I'll Try Something New - The Miracles
10.Vee-Jay Records Presents Doo-Wop's Greatest Hits

実に面白い!
パッとリストをみたときの自分の印象としては、意外なほどに率直なセレクトだなという事。
そして大納得な内容だと思った。

1番に挙げられたスライの「Fresh」は1973年のアルバムで、スライが1971年のアルバム「暴動」で示した新しいサウンドをさらに進化させた内容だ。
その「暴動」も3つめに挙げられており、改めてスライの影響が強いんだと感じる。
その真ん中にはジミヘンのデビューアルバムがランクインしており、つまり上位3位まではスライとジミ、という事で
P-Funkファンはみんな納得ではないだろうか。
ジミのアルバムは「Axis: Bold As Love」でも「Electric Lady Land」でもないのが少し意外だった。
「Axis〜」はアルバム冒頭のピッチを変えた喋りなんてファンカでそのまんまやってるし、「Spacey People」という重要なキーワードも
ここから引用しているんだと思う。
が、ファーストは一番キャッチーな曲が多いので、意外に”ポップ”な御大の嗜好性を反映しているのかも。

4位のビートルズは、先日も発売50周年でデラックス盤が出たりとタイムリーなセレクト。
しかしこれも納得だ。
パーラメンツのブレイクポイントは1967年の「Testify」のスマッシュヒットだが、その時にはビートルズの示した新たな可能性に夢中になっていたのかもね。
5位、そして8、9位とモータウンが続くのはさすが元モータウンの作曲家だっただけあるし、
今でもジョージにとってモータウンは憧れなんだろうね。マーヴィン・ゲイは少し意外だったけど。

そして6位、7位とヒップホップが並ぶ。
といっても両者のリリース時期には20年近い差があるけれど。
80年代中期以降、P-Funkはヒップホップと密接につながり影響をしあっていたけれど、
Eric B & Rakimを選ぶのは面白いとおもった。
いわばサンプリングソース の対象に自分たちの音楽もなったりするわけで、でもそれをお気に入りだと、無人島に持って行くというジョージは感覚がオープンで素晴らしい。

10位のDoo Wopも納得。パーラメンツのスタート、つまりジョージの一番根っこにはやはりこういう音楽があるんだね。
スパニエルズやエルドラドス、そしてデルズも。。。。
そういえば70年代にはジョージがデルズのアルバムをプロデュースしていた。
いつまでも憧れる音楽、それがジョージにはDoo Wopでありモータウンなんだろうなと思った。

CreamやFrank Zappaは入らなかったけど、そういう音楽もしっかり吸収しつつ、
独自の音楽、世界観を作り上げたジョージ。
実に面白いセレクトでした、ありがとう!