2018年5月14日月曜日

ダニー・ハサウェイに会った日本人

昨夜のRoot Down Session featuring Izumi "Mimi" Kobayashiの中でも、
ひときわハイライトとなった、Mimiさんがピアノを弾く「What's Going On」。
もちろんダニー・ハサウェイの名盤「LIVE」のバージョンだ。
若い頃によく演奏をした曲だというので、かなり早い段階でライブでこの曲はカバーする事を決めていた。

以前にもちらっとMimiさんからお聞きしていたが、
なんとMimiさんは10代の頃にL.A.に行ってダニー・ハサウェイのライブを観たのだという。
しかも、これは昨夜の曲紹介のMCで初めて知ったのだが、なんと楽屋にまで行ったそうな。
詳しい会話は覚えていないが、挨拶をして喋ったのだという。

これはすごいことじゃないだろうか。

自分が知る限り、生でダニー・ハサウェイを観たことがあるって人は聞いたことがない。
当時のミュージシャンや音楽ファンをいっきょに虜にしたアーティストだが、アルバムの数の少なさや、
そもそも来日していないこともあって、直接見る機会は無かったんじゃないだろうか。

ここからは拙い自分の推測になるが。。。
ダニーは1973年のアルバム「Extension of a Man」を最後に、活動が途絶えその後1978年にロバータ・フラックとの共演まで
活動期間が空いている。
統合失調症を患っていたということなので、小規模なライブを不定期にこの間やっていたのではないだろうか?
Mimiさんが10代ということから推測するに(Mimiさんは1957年生まれ)、1974、5年あたりから76年ぐらいのライブを目撃していたのではないかな?

L.Aでのライブというと思い当たるのは、やはりあの名盤「LIVE」のA面、まさに”What's Going On"や”The Ghetto"を演奏した
Troubadourというクラブ。
ここは現在でも健在で、websiteを見るといかにもダニーのライブが似合いそうなスペースだ。
もちろん改装を重ねてきているだろうけど、レンガを使った内装なんかもあるので、Mimiさんの記憶ともそれほど遠くないかもしれない。
まあ、そんな内装のライブをやるクラブはL.A.なら山ほどありそうなので断定は全く出来ないが。。。

バンドメンバーはどんなだったんだろう。
ギターはやはりフィル・アップチャーチなのかな?ベースはウィリー・ウィークス?
なんて妄想は尽きない。

ここから先のさらなるリサーチは、ソウルサーチャーの吉岡先生にぜひお願いしたいぐらいだ。

ということで映像もレアなダニーのライブ。
YouTubeに上がっているものはこれ含め、数えるほどしかない。
そういう点でもダニーのミステリアスな感じが増しているのかもしれない。




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